本物の花?プリザーブドフラワーの作り方!初心者でも簡単に出来るキットは?
デパートやお花屋さんなどに行くと「これ本物のお花?」と、目を疑うほど綺麗なお花がディスプレイされているのを見ることがあります。
とても素敵なので手に取ってお値段を見てみると結構高価で驚いてしまいます。
ドライフラワーでもない造花でもないこのお花を「プリザーブドフラワー」と言います。
この「プリザーブドフラワー」が自分で作れたら素敵だと思いませんか?
今回はこの「プリザーブトフラワー」が簡単に作れる初心者向けの制作キットや作り方などを紹介したいと思います。
プリザーブドフラワーってどんなお花?
プリザーブドフラワーは「preserve(プリザーブ)」保存加工の意味で「preserved(プリザーブド)」はその過去形になり、プリザーブドフラワー「保存加工した花」という意味になります。
以前は「プリザード」とか「ブリザード」と呼ばれていたことがありましたが、最近では「プリザーブドフラワー」が正式呼称になっています。
短縮して「プリザ」とか「プリザフラワー」とも呼ばれます。
「プリザーブドフラワー」はドライフラワーとは異なり、花の素材をそのままの状態で、長期間保つことができることが特徴です。
アレンジメントなどに使っても生花のような感覚で使うことができ、ヨーロッパでは「プリザーブドフラワー」のアレンジメントは、高級感のあるギフトやインテリアとして定着しています。
最近では日本でも広がりをみせ、メモリアルギフトやブライダルフラワーなどで注目のアイテムとなっています。
水を与える必要もなく、保存状態が良ければ何年でも美しい花の質感をそのままに保つことができます。
ブライダルやギフト、インテリアだけでなく、花の匂いや花粉もないため、お見舞い花としても利用することができます。
それでは「初心者でも簡単に作れるプリザーブドフラワー」の作り方を紹介していきましょう。
初心者でも簡単にできる「プリザーブドフラワー」の作り方
「プリザーブドフラワー」にするために用意するもの・A液(生花を脱水・脱色液)
・B液(着色液)
・新鮮な生花
・生花が沈む大きさのふたができる容器2個
・ハサミ
・ピンセット(割り箸などでもよい)
・アルミホイル
・トレイ・キッチンペーパー等(浸けた花を乾燥させるために置いておく物)
・薄手の手袋
・シート
「プリザーブドフラワー」の作り方
1、新鮮な生花の茎を3cm残して切る新鮮な生花とは、葉っぱにハリがありしおれていないもので、花弁が肉厚で張りがあり傷がついていないもの。
2、A液を花が浸かる量だけ容器に入れる
3、A液の容器に生花を入れてアルミホイルで落し蓋をつくり、生花を完全に沈めるように落し蓋をした後ふたをする。
※A液のメーカーによって時間は異なりますがこの状態で12時間以上浸けたままにしておきます。A液の液は後で使うので捨てないようにしましょう。
4、脱水、脱色が終わるとA液から花を取出し、すぐにB液に浸け、落し蓋をしてふたをする。
※B液のメーカーによって違いますが12時間以上浸けておきます。
5、着色が終わると花を取出し、もう一度A液に浸け手早く洗浄する。
6、洗浄後、直射日光の当らない場所で、数日間自然乾燥させると出来上がり
このような手順で「プリザーブドフラワー」を作っていきます。
A液とB液で作る「プリザーブドフラワー」の作り方の動画はこちら
A液とB液はどこで買える?他にもプリザーブドフラワーに出来る液はある?
A液とB液をネットで買うことができます。A、B液がセットになったお試しセットで始められてみてはいかがでしょう。
「プリザ加工液販売店 手作りプリザーブドフラワー花大学」
オンラインショップ
http://preservedflower.hanadaigaku.com/
「Reve楽天ショップ」
でもA液と、様々な色の着色剤B液を購入することができます。
Reve楽天ショップはこちら
A液とB液を使わず1本でプリザーブドフラワーができるタイプもあります
「らくらくプリザ」
液紹介サイト
http://preservedflower.hanadaigaku.com/archives/preserved/try2/
「らくらくプリザ」
を使ってプリザーブドフラワーを作る動画はこちら
プリザーブドフラワーを作るのに注意することは?
プリザーブドフラワーを作る時の注意点を紹介します。
・液にはアルコールが含まれるため、部屋の換気をよくして汚れても良い服装でしましょう。
・B液での洗浄は手早くしましょう。長くつけると脱色してしまいます。
・使用したA液はB液に浸けた後、洗浄液として使うので捨てないようにしましょう。
・液に直接手が触れないように手袋を着用し、ピンセットや割り箸で液から花を取り出すようにしましょう。
・プリザーブドフラワーには向き不向きの花があります。初心者の場合「バラ」や「カーネーション」「アジサイ」などがおすすめです。
・出来上がったプリザーブドフラワーは、生花よりも破損しやすく湿気や紫外線にも弱いので保存場所を選ぶことも大切です。
出来上がったプリザーブドフラワーのアレンジ方法は?
時間をかけて出来上がった「プリザーブドフラワー」ですが綺麗にアレンジメントすることにより素晴らしい作品に仕上がっていきます。・母の日などはカーネーションを、
・結婚お祝いには白を基調にしたバラのアレンジメントを、
・お見舞いにはバラやカーネーションなどをまとめ、
柔らかく温かみのある着色をした「プリザーブドフラワー」がおすすめです。
アレンジメントをするには「プリザーブドフラワー」を固定するためにワイヤーをかけ茎にテーピングをすることが必要です。
「プリザーブドフラワー」
をアレンジメントする前のワイヤーのかけ方などを紹介した動画はこちらです。
簡単なアレンジメントの仕方の動画はこちら
まとめ
いかがでしたか、初心者でも簡単に作れる「プリザーブドフラワー」の紹介をしてきました。一番のポイントは「新鮮な生花を使う」「液から引き上げる時、花の形に注意して花を傷めない」ということです。
「プリザーブドフラワー」にすれば綺麗なお花をそのままに保つことができるので、結婚式のブーケやお庭に咲いたバラなどを「プリザーブドフラワー」にして思い出にするのも素適ですね。
手間がかかるので「プリザーブドフラワー」を買い求めようとするととても高価ですが、初心者でも簡単にできるのでチャレンジしてみてくださいね。