干支の順番でねずみが1番になった理由!小学生でも簡単な覚え方
お正月に干支のお話をする機会もあるのではないでしょうか。
昔の人はよく「あなたは何どし?」と十二支を聞いて、私とひとまわり違うとか、わたしより3歳若いとかという会話をよく耳にしました。
年賀状にも必ず登場する、干支をあらわす文字や動物のイラストですが、「干支」とは何をあらわしているのでしょうか。
また、十二支に登場する動物にはどんな由来があるのでしょうか。
これから誰にでもわかる干支のお話、そして楽しく十二支の動物を覚えられる歌などを紹介していきたいと思います。
干支(えと)ってなに?
干支とは「十干十二支」(じっかんじゅうにし)のことで「十干」(じっかん)は「甲・乙・丙・丁・戌・己・庚・辛・壬・癸
(こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き)と読みます。
あるいは
甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戌(つちのえ)・己(つちのと)
庚(かのえ)・辛(かのと)壬(みずのえ)・癸(みずのと)と読み、
等級の区別をあらわしています。
そういえば、母の時代の学校の成績表は4段階評価で「甲・乙・丙・丁」だったという話を聞いたことがあります。
十二支(じゅうにし)は
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」
(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)と読み12種類で、
「年」や「月」、「方角」や「時間」をあらわしています。
12種類で「年」をあらわしているため「丑年」や「寅年」、「辰年」生まれと言われるのです。
また、草木も眠る「丑」三つ時、無く子も黙る「丑」三つ時という表現がありますが「丑」は1時から3時の「時間」
をあらわしています。
「丑三つ時・・」とは夜が最も深まる時間をあらわしていたのです。
これら二つの十干と十二支を合わせたものを「干支」と言います。
しかし最近では「干支」というと「十二支」をさす使い方が多くなってきました。
小学生でも簡単に覚えられる十二支の覚え方と十二支の順番の理由
私は子供の頃、祖母から「ね~うし、とらう~たつみ~うまひつじ、さるとりいぬい~」と抑揚をつけ伸ばしながら十二支の動物を覚える方法を教わりました。
今では「ひらけ!ポンキッキ」の中で歌われた「十二支のうた」で覚えるのが一番楽しく簡単に覚えられるのではないでしょうか。
「十二支のうた」はこちらをクリックしてどうぞ
http://www.uta-net.com/movie/118001/
それでは何故この12種類の動物が選ばれて、「子」のネズミが年の一番になったのでしょうか?
こちらに紙芝居形式で「十二支のはじまり」をお話してくれるサイトがあります。とても解かりやすいので小学校のお子様にもすぐに理解していただけると思います。
「十二支のはじまり」はこちらをクリックしてどうぞ。
十二支って日本だけなの?
十二支を調べていくと、十二支は日本だけではないことがわかりました。
干支は中国から伝わり、台湾や韓国、チベットやタイ、ロシアなど日本以外にも9か国もの国が十二支を使って「年」や「時間」などを決めていたのです。
中でも面白かった国は「ベトナム」の十二支です。
「丑」の代わりに「水牛」、
「未」の代わりに「やぎ」、
「兎」のかわりになんと「猫」が入っていたのです。
ベトナムでの十二支の由来のお話ではどうやって猫が登場したのでしょう。
きっとネズミに猫は騙されなかったのでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?干支のお話や十二支のお話を紹介してきました。年賀状に十二支の絵をかくとき、子供たちに十二支の覚え方や、お話をしてあげるときっと喜んで聞いてくれることでしょう。
元気な声で歌う「十二支のうた」も聞こえてきそうですね!