2016太宰府天満宮の曲水の宴、式の時間と混雑回避情報をお届け
福岡県にある太宰府天満宮の境内に約6000本の梅の香りが漂う中、「曲水の宴」が行われます。
今回は太宰府天満宮で行われる「曲水の宴」の式の時間や見どころ、混雑回避情報などを詳しく紹介したいと思います。
曲水の宴ってどんな行事?
太宰府天満宮は「天神様(菅原道真公)をお祀りする全国約12000社の総本宮です。「学問の神様」「至誠(しせい)の神様」「厄除けの神様」として崇敬を集め多くの人が訪れています。
この太宰府天満宮の春の行事として行われるのが「曲水の宴」です。
十二単(ひとえ)をまとった姫や平安装束に身を包んだ参宴者が、曲水の庭の上流から流された酒杯が自分の前を通り過ぎるまでに和歌をつくり、お酒を頂くという趣き深い神事です。
この神事に先立って、参宴者が社務所を出発し本殿に参拝するまでの間、平安絵巻さながらの行列を見ることができます。
その後、本殿での参拝を経て曲水の宴がはじまります。
曲水の宴の動画はこちら
曲水の宴の式の時間や見どころは?
「曲水の宴」は毎年、3月の第一日曜日に行われます。
2016年では3月5日に行われます。
それでは式の順序や時間などを紹介します。
奉献の儀
12:00 社務所出発12:20 ご本殿参拝
12:40 文書館到着
13:00 修祓の儀(しゅばつの儀)
白拍子の舞(しらびょうしの舞)
神楽舞「飛梅の舞」
曲水の宴
参宴者入庭盃の儀(和歌朗詠)
13:30 白拍子の舞
盃の儀(和歌朗詠)
退庭
終納の儀
14:45 社務所へ参進終宴
15:00頃このような予定になっています。
見どころは何と言っても十二単(ひとえ)を身にまとった姫や、平安装束を見につけた参宴者です。
梅の香りがほのかに漂う境内での平安絵巻。
非日常的な空間の中にのみこまれそうです。
曲水の宴、混雑回避方法は?
観覧席は1100席設けてありますが、1500人以上の観覧者で賑わいます。全席自由席で予約の受け付けはありません。
そのため観覧希望の方は早めに太宰府天満宮の方に行かれることをおすすめします。
観覧席への入場予定は11時ごろです。
早くいけば席を確保することができますが、参拝行列などを見ようとして席を立ってしまうと、次に観覧席に戻ろうとしても席が確保されていないと戻ることができません。
「白拍子の舞」や「飛梅の舞」の舞台を見ようと思えば観覧者席にいる方が良いでしょう。
立ち見は消防法により禁止されているので、観覧席が空くのを待つしかありません。
「曲水の宴」は梅の花の隙間からしか見えないので、観覧席の入れ替わりが多く、少し待てば観覧席に入場できます。
曲水の宴への入場料は無料ですが、その他の施設は一部有料です。
宝物殿 :大人400円・高大生200円・小中生100円
管公歴史館:大人200円・高大生150円・小中生100円
〒818-0117
福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号 大宰府天満宮社務所
TEL:092-922-8225(9時~17時)
太宰府天満宮公式サイト
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
アクセス方法は?便利なお宿はどこがある?
アクセス方法を紹介します。
車 :九州自動車道「大宰府IC」から約6km(約15分)「筑紫野IC」から約5km(約20分)
駐車場:有り 1500台
料金500円
JR :博多駅~博多駅バスターミナル~西鉄バス~太宰府駅・徒歩5分
西鉄電車 :西鉄福岡天神駅~西鉄二日市~太宰府駅・徒歩5分
お宿情報を紹介します。
「ルートイングランティア大宰府」の紹介です。
太宰府市唯一の天然温泉のお宿です。太宰府天満宮まで車で3分、ぶらぶら散策しながらでも太宰府天満宮に参拝できるホテルです。
「大観荘」の紹介です。
福岡博多の奥座敷と言われる二日市にあります。1300年も前からこんこんと湧き続ける温泉は「次田の湯」として万葉集も書かれているお湯です。
太宰府天満宮にもアクセスがよく、車で20分ほどの距離です。
「大丸別荘」の紹介です。
3500坪の日本庭園と、男女とも100坪ある玉石の沈んだお風呂、太宰府天満宮で平安絵巻を観賞した後にぴったりのお宿ではないでしょうか。太宰府天満宮まで、車で20分ほどです。
まとめ
いかがでしたか、太宰府天満宮の曲水の宴、式の時間や見どころ、観覧席情報やアクセス情報などをお届けしてきました。「曲水の宴」日本を伝える伝統のある神事は、喧騒の日々を忘れ、そうであったであろう平安時代を垣間見られる、素敵な時間が過ごせるのではないでしょうか。
梅の花が満開の中、ぜひ太宰府天満宮「曲水の宴」に出かけて見られてはいかがですか。