まるでスーパーフード!妊婦に摂って欲しい野菜小松菜の栄養が凄い!効果を最大限引き出す調理法
小松菜の旬は12月から2月にかけてです。
最近ではハウス栽培が盛んなことから1年を通じて出回っていますが、やはり旬の時期の小松菜は、葉が厚くみずみずしさもあり甘みも感じられるので、特に美味しい季節を迎えます。
今回は、栄養効果や栄養効果を引き出す料理方法、また、妊婦にも良い効果があるという「小松菜」にスポットを当てて、紹介していきたいと思います。
小松菜の栄養効果はどういったものがある?
小松菜は、カルシウムを豊富に含んだ緑黄色野菜です。カルシウムは、歯や骨を丈夫にして、骨粗鬆症を予防してくれます。
また、神経の興奮を抑える働きもあり、日常生活のイライラを抑制してくれる効果も期待できます。
ビタミン類では、「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」といった、老化を防ぐ3大ビタミンが豊富に含まれています。
ビタミンAは、免疫力をアップし粘膜を保護する役割があることから、風邪予防効果などが期待できます。
また、ビタミンAが不足すると、肌のコンディションが低下するため、美肌作りには常に補給しておきたい栄養素です。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促してくれる働きがあるので、肌をプルプルに保つ効果があります。
風邪などの予防にも効果があるので、ビタミンAとの相性がよく、小松菜には両方のビタミンが多く含まれているため、とても優れた緑黄色野菜だと言えます。
ビタミンEは、抗酸化作用があり、老化を促す活性酸素を抑制する働きがあります。
毛細血管の血流を良くする働きもあるため、生活習慣病の予防や、肌荒れの予防にも効果が期待できます。
小松菜には、鉄分も豊富に含まれています。
鉄分は、酸素を身体の隅々まで運ぶ働きをするので、貧血を防止したり、疲れにくくしたりする効果があります。
また、鉄分による美肌効果はもちろんのこと、爪にも効果を発揮します。
鉄分が不足すると、爪がもろくなったり、光沢がなくなったりします。
女性の美しい爪を保つためには、鉄分は欠かせない成分だということが言えるのです。
小松菜が妊婦に良い効果とは
小松菜には鉄分やカルシウムなど、妊婦さんに積極的に摂取してほしい栄養素がたくさん含まれています。なかでも、妊娠初期から授乳中まで摂取することが望ましいと言われている「葉酸」は100gあたり86μg含まれています。
葉酸は水に溶けやすく、熱に弱いので、スープなどにして頂くと、溶けだした葉酸も余すことなく摂取することができます。
妊婦さんに推奨されている葉酸摂取量は、1日480μgです。
小松菜だけで、妊娠期間中の葉酸を全て補うことは不可能ですが、そのほかの栄養成分もバランスよく含まれているので、小松菜は妊婦さんに積極的に摂りいれて欲しい緑黄色野菜だということが言えます。
小松菜の栄養の効果を引き出してくれる料理方法は?
小松菜に含まれるカルシウムは、ビタミンDが豊富な、魚介類や干し椎茸、キノコ等を合わせて調理すると、効率よくカルシウムを摂取することができます。また、小松菜に含まれるβ-カロテンや鉄分は、鶏肉と一緒に摂ると吸収率が高まります。
これらを考えると、小松菜の栄養を最大限引き出す料理方法は「鍋料理」です。
鍋にすると、ビタミンCが壊れるのでは?と思われる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、長時間加熱しなければビタミンCは壊れないという研究結果が発表されています。
「ビタミンCは加熱すると壊れるか」研究結果
鍋料理の野菜に小松菜を加え、干し椎茸や鶏肉、キノコ類などと一緒に食べれば、すべての栄養を最大限に引き出した食事を摂ることができます。
最後は雑炊にすれば、流れ出た栄養素も全て頂くことができますね。
次に紹介する料理方法はスムージーです。
小松菜は生で頂くと、そのままの栄養を丸ごと身体に摂りいれることができます。
果物などと一緒にスムージーにして頂くと、相乗効果で小松菜の栄養素の吸収率をさらに高めることができます。
スムージーは小松菜の最強の料理方法ですね。
グリーンスムージーの作り方
まとめ
いかがでしたか、小松菜の、栄養効果や栄養効果を引き出す料理方法などを紹介してきました。こうして見ると、栄養の詰まった小松菜は、スーパーフードと言っても過言ではないほどの緑黄色野菜ですね。
毎日の食事に上手に摂りいれて、健康な体作りに役立ててくださいね。