2016淡墨桜開花予想!ローカル鉄道で行く三大巨桜の旅
桜の季節がやってきますね。
どこにお花見に行くかもうお決まりですか?
満開の桜の下でお弁当を広げるのも楽しいけど、今年は凄い桜を見にでかけてみませんか。
日本には三大巨桜と呼ばれる桜があります。
今回は三大巨桜のひとつ、岐阜県本巣市にある根尾谷の「淡墨桜」を紹介したいと思います。
根尾谷の淡墨桜ってどんな桜?
「淡墨桜」は蕾の時は薄いピンク、満開になると白色、そして散り際には淡い墨色になることから「淡墨桜」と名付けられています日本の三大巨桜に選ばれていて樹齢は1500年以上のエドヒガンザクラの古木です。
岐阜県本巣市の淡墨公園の中に「淡墨桜」はあります。
淡墨公園の中には芝生広場や野外ステージなどがあり、1年を通じてたくさんの人が訪れますが、お花見シーズンになると「淡墨桜」を一目見ようと、多い日は1日8千人もの人が訪れます。
お花見の期間中多くの人で賑わう「淡墨桜」ですが、過去数回にわたり枯死の危機を乗り越えてきました。
日本の第26代天皇、継体天皇が王都へと向かう前に植えられたというこの「淡墨桜」は
大正初期には大雪で太さ約4mの枝が折れ幹に亀裂が生じてしまいます。
そして昭和23年にはついに枯死するかもと思われる状態にまでなってしまいました。
しかし、多くの人の尽力により、原因となっていたシロアリを駆除し、土壌の入れ替えや、桜の木の残った根に特殊な方法で根接ぎを施すと「薄墨桜」は往年の盛観を思わせるほどに回復したのです。
しかし34年の伊勢湾台風でまたもや枯死の危機が訪れます。
太い枝が折れ、葉や小枝はもぎ取られ無残な姿になってしまいます。
「淡墨桜」の回復がなかなか進まない中、作家の「宇野千代」さんが、この痛々しい古木の桜に胸を打たれ「淡墨桜」が枯死するのを防いでほしいと切々と訴えられたのです。
それ以来「淡墨桜」の保護にむけ、国や県から補助金が交付されるようになり、地元や有志の浄財とも合わせ保存に努めた結果「淡墨桜」は再び不死鳥のように蘇り、愛され続ける桜として今もなお春には花を咲かせ続けています。
樹木医や地元の人達の手厚い保護の賜物でもあります。
このように枯死の危機を乗り越えてきた「淡墨桜」ですが、花が多い年もあれば少ない年もあります。
過去10年間のデータを見ると3月下旬から咲きはじめ4月上旬~中旬にかけて見頃をむかえています。
本巣市の公式サイトでは、「淡墨桜」のライブ画像を配信されているのでお出かけの際には参考にしてみてください。
今日の薄墨桜ライブ画像
根尾谷薄墨桜 満開動画
根尾谷薄墨桜 ライトアップ動画
「淡墨桜」詳細データ
所在地 :岐阜県本巣市根尾板所字上段995
国の天然記念物に指定(大正11年10月12日)
樹齢 :約1500年
髙さ :16m
幹周り :9.9m
枝張り :東西27,6m 南北25m
人出 :開花シーズンには1日8000人
夜桜期間 :開花時期から4月30日まで
夜桜時間 :18:40~21:00
駐車場 :市営駐車場・約700台・1日500円
問合せ先 :本巣市役所産業経済課 TEL058-323-7756
公式サイト:本巣市観光サイト http://www.motosukankou.gr.jp/
国の天然記念物に指定(大正11年10月12日)
樹齢 :約1500年
髙さ :16m
幹周り :9.9m
枝張り :東西27,6m 南北25m
人出 :開花シーズンには1日8000人
夜桜期間 :開花時期から4月30日まで
夜桜時間 :18:40~21:00
駐車場 :市営駐車場・約700台・1日500円
問合せ先 :本巣市役所産業経済課 TEL058-323-7756
公式サイト:本巣市観光サイト http://www.motosukankou.gr.jp/
「淡墨桜」をローカル線で見に行こう
「淡墨桜」のある、本巣市根尾まで列車で行く場合は、ローカル線「樽見鉄道」が運行しています。
JR大垣駅から樽見駅まで34.5kmの走行です。
全域非電化区間のため仕様車両はすべてディーゼル車です。
普段電車に慣れているととても遅く感じますが、電車とはまた一味違った趣があります。
現在の電車では感じられない、良き時代を感じとることができるのではないでしょうか。
沿線には緑が溢れています。
本巣駅から樽見駅までは、根尾川の渓流に沿うように列車が走っており、9つのトンネルと10の橋を経て、四季折々の美しい景色を堪能することができます。
桜の時期、のんびりとローカル電車の旅はいかがですか。
樽見鉄道株式会社公式サイト
アクセス方法や便利な宿泊場所はある?
アクセス方法をお伝えします。
車の場合
名神大垣西ICより国道21号線・国道157号線、約1時間20分電車の場合
JR大垣駅~樽見駅(樽見鉄道)下車徒歩15分※電車を利用する場合は「樽見鉄道」だけです。
JR大垣駅6番線から出ています。樽見駅は終点になります。
お花見シーズンは増発されますが1時間に一本程度なので、時刻表を確認してからお出かけください。
淡墨桜を見に行くのに便利な宿泊場所を紹介します。
うすずみ温泉四季彩館
うすずみ温泉四季彩館を紹介します。20ものお風呂を持つ温泉リゾートです。日帰り入浴をすることもできます。
ファミリー向けのお部屋が多く用意されています。
淡墨桜まで歩いて行くことができアクセスも抜群です。
淡墨の宿住吉屋
淡墨の宿住吉屋を紹介します。淡墨桜まで歩いてすぐの好立地にあります。
根尾の淡墨桜を全国的に有名にした「宇野千代」さんが、小説「薄墨の櫻」を執筆した時の定宿としても有名なお宿です。
この小説の中には「住吉屋」の実名も出ています。
玄関に大型犬用ドッグカーゴが設置可能となっていて、ワンちゃんと一緒に宿泊することができます。
NEOキャンピングパーク
NEOキャンピングパークの紹介です。根尾の清らかな川の流れが望める場所に、コテージ14棟とオートキャンプサイト57区画が配置されたキャンピングパークです。
ゆったりとしたキャンプ施設で自然と楽しむことができます。
もちろんワンちゃんもOK!淡墨桜までは車で20分の距離です。
まとめ
いかがでしたか、根尾の「淡墨桜」にまつわるお話やアクセス方法、便利なお宿情報などを紹介してきました。「淡墨桜」に満開の派手な美しさはありませんが、それを超える迫力があり見応えがあります。
今年のお花見は、1500年以上も花を咲かせ続ける「淡墨桜」の力を見に出かけませんか?
芝生の上でお弁当を広げたり、屋台をまわったりするお楽しみもありますよ。