会社でお歳暮を頂いたらお礼状を。ビジネスで失敗しない書き方のポイント
12月に入りお歳暮の届く時期がやってきました。
無事に品物が届いたことを知らせる意味でも、贈り主に対してお礼状を出すことは大切なことです。
それでは、取引先からお歳暮が届いたらどのようなお礼状を出せばよいのでしょうか。
お礼状を書くときに気を付けるポイントやマナーなど、例文と共に説明していきたいと思います。
会社にお歳暮が届いたら
会社や部署にお歳暮が届いたら、まず上司に報告しましょう。包みを開けてよいか指示を仰ぎ、中身の確認、そしてお礼状の手配です。
親しい間柄であれば、電話やメールでお礼の気持ちを伝えても良いのですが、本来はお歳暮を受け取ったら、すぐに礼状を出すのが正式なマナーです。
手紙の方が丁寧な出し方ですが、はがきでもかまいません。
お礼の気持ちが、先方に丁寧に伝わるような文章にすることが大切です。
お礼状の書き方のポイント
まず、書き方のポイントは7つです。(1)拝啓
(2)時候の言葉(季節を表す言葉)
(3)先方の商売の様子に触れる
(4)お礼の言葉
(5)先方の健康状態に触れる
(6)結びの言葉
(7)敬具
この7つのポイントを入れて書けば、お礼状が書きあがります。
ポイントをチェックしながら例文を作ってみましょう
(1)拝啓
(2)時候の言葉(季節を表す言葉)
- 初冬の候
- 師走の候
(3)先方の商売の様子に触れる
- 貴社におかれましてはますますご発展のこととお慶びを申し上げます。
- 貴社におかれましてはますますご繁栄のこととお慶びを申し上げます。
- 貴社におかれましてはますますご清祥のこととお慶びを申し上げます。
(4)お礼の言葉
- 平素は格別なるご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、このたびはまことに結構なお品をお送りくださいまして、ありがとうございました。ご厚情に重ねてお礼申し上げます。
- 日ごろから格別のご厚情をいただき厚くお礼申し上げます。
さて、このたびは結構なお歳暮の品を頂きましてありがとうございました。ありがたく拝受させていただきます。ご厚志の程ありがたく、深謝申し上げます。
(5)先方の健康状態に触れる
- 寒さはこれから本番でございます。皆様どうぞご自愛くださいませ。
- 寒さ厳しい折、皆様どうぞご自愛くださいませ。
(6)結びの言葉
- 略儀ながら、書中をもちましてお礼申し上げます。
- まずは書面をもちましてお礼申し上げます。
(7)敬具
それでは7つのポイントを繋げてみましょう。
【例文】拝啓 初冬の候、貴社におかれましては、ますますご発展のこととお慶びを申し上げます。
平素は格別なるご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、このたびはまことに結構なお品をお送りくださいまして、ありがとうございました。ご厚情に重ねてお礼申し上げます。
寒さはこれから本番でございます。皆様どうぞご自愛くださいませ。
略儀ながら、書中をもちましてお礼申し上げます。 敬具
平成○○年○月○日
株式会社○○○
代表取締役○○○○
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まとめ
いかがでしたか、この7つのポイントを入れて書けば失礼のないお礼状になります。テンプレートを作っておくと便利ですね。
会社らしさを出すためには、新商品の紹介や展示会の案内などを書き込んでも良いでしょう。
取引先からお歳暮をいただいたら、まず上司に報告をし、遅くても3日以内にはお礼状を出すようにしましょう。