血中中性脂肪値を低下させる方法は?血液サラサラにする成分EPA・DHAの上手な摂り方
最近お腹周りに脂肪がついてきたな、と思うことはありませんか?
もしかしたら、それは血中の中性脂肪値が高くなっているかもしれません。
今回は、血中の中性脂肪値が高いとどのような危険があるのか、また、低下させるにはどのような生活を送れば良いのかなどを紹介して行きたいと思います。
血中中性脂肪値が高い
血中の中性脂肪が高いことを「中性脂肪が高い」といいます。血液検査では、「TG(トリグリセライド)」の項目で記されている数字が血中中性脂肪の値で、正常基準値は50~149mg/dlです。
中性脂肪値が高い時の危険性を表現するときに「血液がドロドロ」という言葉がよく使われます。
健康な血液はサラサラなのですが、血液がドロドロとはどのような状態なのでしょうか。
血中中性脂肪が増えると、血液の成分である白血球が粘着性を増し、赤血球が固くなり血小板が固まりやすいといった状態の血液がつくられていきます。
これが、ドロドロト言われる血液です。
血液がこのような状態になると、血中中性脂肪値が高い検査結果となって表れてきます。
血液がドロドロの状態を見ることができる動画を紹介します。
毛細血管モデルのチップの間を、正常な血液であればスムーズに通り抜けていくのですが、中性脂肪値が高い血液は、なかなか通り抜けることができず、固まった状態になってしまいます。
血液サラサラ結果、ドロドロサンプル動画
血中中性脂肪が高いことによる危険性
血中中性脂肪値が髙いと、私達の身体にどのような危険があるのでしよう。血液は、毛細血管を通して酸素や栄養などを身体の隅々まで運ぶ役割があるのですが、血液がドロドロで毛細血管を通りにくくなると、栄養が身体の隅々まで届きにくくなり、疲れやすくなるなど身体の不調を感じるようになります。
それだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞など命に危険のある病気まで引きおこす原因となってしまいます。
心筋梗塞や脳梗塞は動脈が詰まる病気なのですが、動脈は毛細血管のように細くないのでドロドロした血液でも流れていきます。
しかし、中性脂肪値の高いドロドロとした血液は、血管の内壁を傷つけてしまいます。
内壁が傷つくとそこにコレステロールが蓄積し、コブのような状態(プラーク)になります。
プラークになった血管の内壁は破れやすく、修復しようと血小板が集まり固まってくると、動脈のような太い血管でも塞いでしまい、命に危険がある病気を引き起こしてしまうのです。
ドロドロの血液が、プラークによって血液が閉塞する解かりやすい動画を紹介します。
動脈閉塞デモンストレーションモデル動画
血液をサラサラにするためにはどうしたら良い?
血液をサラサラにするためには、血中の中性脂肪を下げることが必要です。そこで、生活習慣の見直しが必要となってきます。
食生活の改善
油分や糖分の摂り過ぎに注意して、野菜中心のバランスのとれた食事を心掛けましょう。適度な運動
ヨガやウオーキングなど有酸素運動を行ないましょう。アルコールを減らす、やめる
アルコールは中性脂肪を増やす大きな原因のひとつです。食生活の改善で、中性脂肪値を下げるために良いと言われている食品に、イワシやアジ、サバなどの青魚があげられます。
これら青魚にはEPAやDHAという中性脂肪値を下げる脂肪酸が含まれています。
中性脂肪値を下げるEPA、DHAとは
EPAとは「エイコサペンタエン酸」の略称で、血栓を防いで血液を潤滑にする効果があると言われています。DHAとは「ドコサヘキサエン酸」の略称で、血管の細胞膜を柔らかくして血流を促す役割があります。
どちらも、血中中性脂肪を低下させる働きを持っているのですが、EPAは全身の細胞に取りいれられるのに対し、DHAは脳などの神経細胞に取り入られます。
EPAとDHAの両方を摂取することが望ましいのですが、DHAはEPAを摂取することにより、体内で作ることができます。
EPAをしっかり摂っていればDHAは不足することはないのです。
健康のために推奨されるEPA・DHAの摂取量は合わせて1日に1000mg以上となっています。
可食部100g当たりのEPA含有量の多い食品では、生イワシ1200mg、生サンマ890mg(※文部科学省「五訂増補日本食品標準成分表脂肪酸成分表編」参照)などがあります。
このEPA含有量は缶詰のように加工したものでも、さほど変わることはありません。
青魚を食べることによってEPAを摂取することができ、血中中性脂肪を低下させることに繋がるのです。
しかし、血中中性脂肪血が高い人が増えてきた理由の一つに、青魚離れがあると言われています。
青魚が苦手という人にはサプリメントが効果的です。
EPA・DHAを効果的に摂ることができるサプリメント
「イマークS」日本水産
イマークSには、ヨーグルト風味で飲みやすく、1本(100ml)あたり、EPAが600mg、DHAが260mg配合されています。「イマークS」紹介サイトはこちら
「フローレスPA」フローレスインターナショナル
EPA648mg、DHA144mgを含むオイルをカプセルに詰め込んだサプリメントです。オイルなので吸収が良く、カプセルなので味もなく、飲むだけで簡単にEPAを摂取することができます。
「フローエスPA」紹介サイトはこちら
まとめ
いかがでしたか、血中の中性脂肪値が高いとどのような危険があるのか、また、低下させるにはどのような生活を送れば良いのかなどを紹介してきました。血中中性脂肪が高くなっていてもなかなか自分で気がつくことは出来ません。
中性脂肪によるリスクを下げるためには定期的な検査を受けることと、規則正しい生活、食生活を続けることが大切です。
血液サラサラを意識しながら、毎日を健康に過ごしましていきましょうね。