風邪でご飯を食べない子供への対処法は？多くのママが実践した食べてくれる裏技

子供が風邪を引いてご飯を食べてくれないと、心配になりますね。

いつも元気にパクパク食べてくれる子供が、ご飯を食べてくれないと、どうしたら食べてくれるのだろうと途方に暮れてしまいます。

今回は、そんなママのお助けになるような記事を書いていこうと思います。

子供が風邪でご飯を食べてくれない時の対処法や、食べてくれる裏技などを紹介しますので参考にして下さいね。

 

風邪のときご飯を食べてくれないのはなぜ？

「栄養のあるものをしっかり食べて、睡眠をとれば風邪は治るのに」と、思っているママも多いのではないでしょうか。

子供が風邪をひいてご飯を食べてくれないと、とても心配になりますよね。

それではなぜ、風邪をひくとご飯を食べてくれなくなるのでしょうか。

 

 

私達の身体は、食事をすると、食べた食物を消化するために多くのエネルギーを使います。

しかし、風邪をひくと、身体は風邪を治すことに多くのエネルギーを優先させようとします。

その結果、消化運動を抑制させ、エネルギーを確保するために食欲不振になると考えられています。

 

 

また、風邪にかかると鼻づまりや喉の痛み、咳などの症状があらわれます。

鼻づまりがあると、味覚が感じられにくくなったり、喉の痛みや咳などによって食べ物が喉を通りにくかったりということも食欲不振につながります。

 

子供が風邪をひくと、ご飯を食べないのはとても不安ですが、風邪を治すエネルギーを確保するための、自己防衛機能が働いていることも、ご飯を食べない一因となっているのです。

 

風邪を治すために栄養のあるものをしっかり食べて欲しいと思っても、風邪を治すために身体が受け付けない状態になっているので、風邪をひくとご飯が食べられなくなるのですね。

 

 

 

子供が風邪でご飯を食べてくれない時の対処法は？

風邪でご飯を食べないと、やはり不安ですね。

しかし、この食欲不振は風邪が回復すれば食欲も戻る一時的な症状です。

１日や２日食べられなくても、元気になれば食欲が戻ってきます。

 

しかし、ご飯はたべなくても、水分摂取はとても重要です。

水分だけは、こまめに摂取するように気を付けてあげましょう。

 

特に高熱がある時などは、水分が不足すると脱水症状をひき起こす可能性があります。

 

 

それでは、水分をどのように補給してあげるのが良いのでしょうか。

大阪小児科医会では、経口補水液を与えることを推奨されています。

 

スポーツドリンクなどを与えるママも多いかもしれませんが、スポーツドリンクは腸からの水分の吸収が悪いため、脱水症状を避けるための水分補給には適していません。

 

 

大阪小児科医会で推奨されている、経口補水液の作り方と飲ませ方を紹介します。

水1リットルに対し、砂糖40グラム（大さじ4.5杯）と食塩3グラム（小さじ1/2杯）をとかして作ります。

でも、市販の経口補水液（OS-1、アクアライトORS）を普段から常備しておくと便利ですね。

お母さんが味見してみてください。

少ししょっぱいでしょう。

お子さんがいやがる時は、味付けに果汁や乳酸菌飲料（カルピス）をほんの少し加えて、少し冷やして与えてみて下さい。

飲みやすくなりますよ。

飲ませ方ですが、あせらないこと。

いっぺんにたくさん飲ませると吐いてしまいます。

少しずつ、少しずつ、回数多く与えましょう。

吐いてしまったら、スプーン1さじの量を1～5分ごとに与えてみましょう。

飲ませる量ですが、欲しがるだけ与えるのが原則。

最初の3～4時間以内に与える量は、体重1Kgあたり最低50ml（体重10Kgのお子さんで最低500ml）が目安となります。

その後は、下痢や嘔吐のたびに失われた水分を経口補水液で与えます（体重10Kg未満：60～120ml、体重10Kg以上：120～240ml）。

でも、がんばりすぎることは禁物！うまくいかない時はすぐに受診して下さいね。

一般社団法人大阪小児科医会

 

 

市販の経口保水液

OS-1はこちら

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風邪の時でも食べて欲しい栄養は何？

経口保水液の他に、食べて欲しい大切な栄養はどのようなものがあるのでしょう。

風邪には、胃腸に優しく免疫力を高めてくれる、黄緑色野菜のビタミン類が効果的です。

 

特にかぼちゃなどは甘くて食べやすいので、子供も口にしてくれるのではないでしょうか。

かぼちゃ粥や、サツマイモ粥にすると水分も一緒に摂ることが出来ますね。

 

 

また、ヨーグルトにすりおろしリンゴをかけたりするのも、胃腸に優しく免疫力を高めてくれる栄養が含まれています。

 

 

風邪をひいて食欲がない時に子供が食べてくれる裏技をママに聞いてみると

・好きなものを食べられる時に食べさせる
・つるっとしたのど越しのよい、麺類をたべさせる
・キャラクターの型をつかって、楽しめるご飯を作る
・スープやジュースを作る

このような話を聞くことが出来ました。

 

 

子供がご飯を食べてくれないからといって、ママが神経質になってしまうと子供には逆効果だ、という意見もありました。

 

風邪をひいた子供の辛い顔を見るのは本当に心配ですが、水分はこまめに摂取させて、後は好きなものを食べられる時に食べさせてあげるという気持ちであれば、ママも子供と一緒に風邪を回復させることができるのではないでしょうか。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか、子供が風邪でご飯を食べてくれない時の対処法などを紹介してきました。

風邪でご飯が食べられないのは、風邪を治すことにエネルギーを優先しているということも考えられるのですね。

水分を補給しながら、胃腸に優しいご飯で子供を見守ってあげて下さい。

水分も受け付けないようであれば、すぐに小児科を受診してくださいね。