防災グッズはセット、バラどっちがお得?セットより65%安く揃える秘訣
災害に遭ってしまった時の防災グッズ、みなさんはどのようなものを備えられていますか。
とりあえず必要だと思うものをカバンに詰め込んでいる、という人も多いのではないでしょうか。
今回は、防災グッズをセットで買った時とバラで買った時のメリットやデメリット、揃える時のポイントなどを紹介していきます。
防災グッズはセットを買うべき?バラの物を買って揃えても大丈夫?
防災グッズをそろえる時、何が必要なのか、本当にこれでいいのか悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。防災グッズがセットになった製品のメリットは、必要なものが効率よく備えられているということです。
また、日本防災協会認定、災害対策のプロ推奨という製品であれば安心感があります。
しかしデメリットとして皆さんが思われることは、「値段が高い」ということではないでしょうか。
楽天防災セットランキング1位の「地震対策30点避難セット」の価格は19800円です。
その他の物でも20000円前後の価格で販売されています。
「地震対策30点避難セット」の「キッズ用防災セット」が14040円で販売されているので、大人2人子供2人分の防災セットを揃えると70000円近くの出費になってしまいます。
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それでは、バラで揃えてみるとどうでしょう。
防災グッズをバラで揃えるメリットは、セットの中に入っている多くの備品は、100円均一商品で揃えることができ、量も多いため家族と分けて備えておくことが出来るという点です。デメリットとしては、非常用持ち出し袋が「防炎、防水素材」であるかなどの防災グッズの品質が下がってしまうことが懸念されます。
防災グッズをバラで揃えるにはどうしたらいい?
防災グッズをバラで揃えてみると、セットで買うのとどのような違いがあるのか調べてみました。まず、何から揃えればいいのか見当をつけるために「地震対策30点避難セット」を参考にしていきます。
グッドデザイン賞受賞の防災セット【地震対策30点避難セット】被災者の声を元に防災士が厳選した防災グッズ 非常用持ちだし袋 非常持出袋 防災用品 |
セット内容
・非常持ち出し袋(防炎性能、防水性能)
・ダイナモ多機能ライト(手回し充電、蓄電可能)
・5年保存水
・5年保存乾パン
・食品加熱袋
・加熱剤
・非常用簡易トイレ
・アルミブランケット
・アルコール除菌ジェル
・マルチツール(ナイフ、栓抜き、ドライバー等)
・エア枕
・アイマスク
・耳栓
・スリッパ
・非常用給水袋
・水のいらないシャンプー
・ペンダントタイプホイッスル
・レジャーシート
・軍手
・ローソク
・マッチ
・ガムテープ
・レインコート
・カイロ
・三角巾
・乾電池
・マスク
・救急セット
・緊急時連絡シート
・防災アドバイス
このセットの中で100円均一商品では揃えることが出来ないものは「非常持ち出し袋」と「ダイナモ多機能ライト」です。
その他の物は100円均一商品で揃えることが出来ます。
100円防災グッズ紹介サイト
非常用持ち出し袋は、防炎性がないと火災が起きた場合とても危険です。
また防水性がないと雨が降れば中身が濡れてしまいます。そこで、持っているリュックやカバンを「防炎、防水」にすることが出来るカバーが販売されています。
これであれば、安価で家にあるリュックやカバンを非常用持ち出し袋として備えておくことが出来ます。
防災リュックカバー ¥2200(税別)モノグラフ舎
http://www.monograph.tk/
次に、ダイナモ多機能ライトですが、代わりになるものを100円均一の商品でも揃えることが出来ます。
しかし、ダイナモ多機能ライトは手回しで充電することができ、ライトとして使う以外にも、携帯やスマートフォンの充電や、非常用サイレン、ラジオ機能も搭載しており、一台で何役もこなす優れものです。そして、コンパクトで軽量なので場所をとりません。
ダイナモ多機能ライト
このように、バラで備えられるものを安価で購入することが出来ると、防災グッズを用意する金銭面での負担は軽減されます。
すでに非常用持ち出し袋を備えられている場合は、防災グッズセットと内容が被ることなくバラで補充することができるので、より充実した非常用持ち出し袋を備えることができます。
自分でバラの物を揃える時のポイントを紹介します。
防災グッズセットの内容を確認する
災害に遭った時、本当に何が必要なのか思いついたものを備えていても無駄なものが多くなってしまいます。まず、防災のプロ、防災士が厳選した防災グッズセットの内容を確認してから揃えるのが良いでしょう。
優先順位を考える
ライフラインが途切れた時に、生き延びるための必要なものの優先順位を考えて、防災用品を揃えましょう。飲料水や携帯食など、まずライフラインが繋がるとされる3日間を生きるための防災グッズと、余裕があれば持ち出したい防災グッズに分けながら揃えていきましょう。
自分だけの防災グッズを用意する
一番大切なのは自分だけに必要なものです。例えば、薬やコンタクトレンズ、近視や老眼のメガネなど、自分にしか必要でないものは配給が行き届かないことを覚悟しておきましょう。
熊本地震では「お薬手帳」がとても役に立っているといいます。
病院を受診しなくても、今まで投薬されていたものをお薬手帳で確認できれば処方してもらうことが出来ます。自分だけに必要なものを用意しておくのはとても大切なことです。
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まとめ
いかがでしたか、今回は、防災グッズをセットで買った時とバラで買った時のメリットやデメリット、揃える時のポイントなどを紹介してきました。バラで揃えると、とても安価で購入できることがわかりました。
しかし防災士が選んだ防災グッズセットの内容を確認したうえで、揃えたほうが安心ですよね。
非常用持ち出し袋は、ひとりに付き一つが原則です。
1セットは防災グッズセットを用意し、他をバラで用意されるのも良いのではないでしょうか。