花粉症の症状にのどの渇きや痛みが出るのはなぜ?薬の副作用は?
花粉症の季節がやってきました。
天気予報で花粉情報を聞くだけで、目や鼻がうっとうしく感じてしまいますよね。
ところで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状の他に「のどの痛みや渇き」のような症状を感じることはありませんか?
この、のどの渇きや痛みも花粉症から引き起こされる症状のひとつなのです。
また、花粉症で出される内服薬の副作用の可能性もあるのです。
今回はこの花粉症からくる「のどの痛みや渇き」についての原因や、それ以外の症状について、また、薬の副作用やその対策などについてお話をしていきたいと思います。
花粉症の症状からくる、のどの渇きや痛みの原因は?
花粉症とはスギやヒノキの花粉が原因になって、アレルギー症状を引き起こす病気です。
主な症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みなどが4大症状としてあげられますが、そのほかにも「のどの渇き」や「のどの痛み」と言った症状を訴える人も少なくありません。
その原因は「鼻づまり」の症状が影響している場合がほとんどです。
鼻が詰まることによって、口呼吸する頻度が増し、のどが乾燥します。
のどが乾燥すると、のどの粘膜が障害され痛みを感じてしまうため「のどの渇き」や「のどの痛み」と言った症状があらわれてくるのです。
鼻づまりによって口呼吸で起こる「のどの渇き」からくる「のどの痛み」以外にも、花粉症による「のどアレルギー」または「アレルギー性咽喉頭炎
といわれている病気から「のどの痛みや渇き」の症状が出ていることがあります。
喉には異物と感じたものと戦う「潤い」があり、のどが潤っていれば細かい絨毛で異物を除去作用してくれます。
しかし、奥に鼻水が流れ混みのどに絡むと、正常なのどの潤いを保つことが出来なくなってしまいます。
そのことにより、「のどの渇き」や、イガイガするような「のどの痛み」の症状が出てしまうことがあります。
その他の症状では「痰が出る」とか「咳き込む」「声がかれる」と言った症状があらわれることもあります。
のどの渇きや痛みの対処法は?
まず、のどの異物を取り除くことです。すべて排除することはできませんが「うがい」はとても有効です。
普通の水、もしくは市販薬や病院で処方されたうがい薬を少し薄めにつくり、何度もうがいをするということが一番良いでしょう。
うがいができない仕事中や就寝時などは、のどを潤すための「お水」や「お茶」を手元に置いておくと良いでしょう。
外遊びをする子供さんや、外で部活をしている子供たちにも、できるだけ水やお茶を一口飲むことで、のどを潤わせることができます。
のどの潤いによる防御機能の効果が低下すると、風邪などのウイルスに感染しやすくなる場合もあります。
そのためにも一口のお水やお茶はとても有効です。
のどの渇きや痛みがひどく、改善されない場合は医師による適切な治療が必要です。
薬の副作用でのどの渇きはある?その他の副作用は?
花粉症の薬を飲むと、のどが渇くという症状を訴える人がいます。
花粉症の薬には鼻水の分泌を抑える「抗コリン剤」という成分が入っています。
この「抗コリン剤」の副作用が「のどの渇き」の原因です。
薬によっては強く出るものや、それほど気にならないものもあります。
また「眠くなる」という症状を訴える人もいます。
それは「抗ヒスタミン剤」という、アレルギーを抑え込む薬の中に、眠くなる作用の薬が入っています。
生活や仕事に差し支えるようであれば、1日1回、就寝前に飲める内服薬や、眠くならない「抗ヒスタミン剤」の内服薬もあります。
副作用が気になるようでしたら、必ず医師に相談するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか、花粉症による、のどの渇きやのどの痛み、薬の副作用などについてお伝えしてきました。のどの渇きやのどの痛みは、水やお茶を一口飲むことで症状が軽減されるようです。
花粉を体内に取り込まないことはもちろんのこと、上手に薬などを併用して、少しでも快適にこの時期を乗りきりたいですね。