顔の赤みの原因の取り除き方。赤ら顔を治す元気な角質を取り戻す為の6つのステップ
顔の赤みに悩んでいませんか?
暑くもないし緊張もしていないのに、「顔、赤いよ!」と人から言われると嫌な気持ちになってしまいますよね。
お化粧のりもイマイチだし、流行りのチークの色も付けられない、スキンケアはちゃんとしているつもりなのにどうすればいいのだろう。
そんな悩みをお持ちの方に今回は、顔の赤みの原因やケア方法を紹介して行きたいと思います。
顔の赤みの原因はなに?
顔の赤みの多くは皮膚の下の「毛細血管の拡張」によるものが多くみられます。原因としては
・皮膚が薄くなっている
・寒い地方に住んでいる
・顔のほてり、乾燥によるもの
などがあげられます。
それではなぜ「毛細血管の拡張」が起きるのでしょうか。
皮膚が薄くなっている場合
私達の皮膚は毛細血管が拡張したり収縮したりして肌の温度を調節しています。皮膚は「表皮」と「真皮」の2層構造になっており、真皮にある毛細血管を、表皮でカバーしています。
表皮はいつくかの層で形成されており、皮膚の表面から「角質層(かくしつそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」など4層から成り立っています。
表皮の厚さはわずか0.3mm程度、その中で肌の一番上の角質層部分は、0.02~0.03mmほどです。
この角質層部分は、肌に水分を保ち、潤いを与え、肌を守る役目をしています。
そして古くなった角質は、約一か月のサイクルで剥がれ落ちては再生するというターンオーバーを繰り返しながら、私達の皮膚を守ってくれているのです。
皮膚の構造を簡単に説明してきましたが、ここで何か気がついたことはありませんか。
スキンケア売り場にいくと、角質がポロポロとれるクレンジングや、角質除去クリームですべすべ肌に、スクラブ洗顔でお肌ツルツルなどという、角質を除去して綺麗な肌にする商品が数多く並んでいますよね。
実際やってみると本当にポロポロ落ちるので、こんなに汚れが溜まっていたのかと驚くほどです。
しかし、そのケアが皮膚を薄くし「毛細血管の拡張」を引きおこしている場合もあるのです。
0.02~0.03mmほどしかない角質層を、ターンオーバーの時期を待たずにこすり落としてしまうことにより、その下にある皮膚の「顆粒層」が現れてきます。
水分を保つ角質層が剥がれ落ちると、カサカサしたりヒリヒリしたりという炎症の状態が起ります。
また、角質を除去することにより、皮膚が薄くなった肌の温度を調節するために「真皮」にある毛細血管が拡張した状態が続きます。
簡単に言うと、肌が薄くなったことにより、表面が冷たくなったから温めてあげようと毛細血管が膨らんで血液をどんどん溜め込んでいる状態になっているのです。
角質除去などのスキンケアだけでなく、洗顔ネットでゴシゴシ擦ったり、クレンジングオイルで化粧を落としたりするときなどでも角質層は傷つけられてしまいます。
ニキビの跡なども同じような状態になっています。
赤ら顔になる原因のひとつである、皮膚が薄くなっている人の「毛細血管の拡張」はこのようにして起こっていたのです。
寒い地方に住んでいる場合
皮膚の毛細血管は、寒暖差によって拡張したり収縮したりして肌の体温を整えています。寒い地方に住んでいる方の場合、寒い時期に室内外の出入りが多くなると、肌の毛細血管の拡張、収縮の作業が追い付かなくなってしまいます。
次第に収縮する力が弱まり、拡張した状態になるので、赤ら顔になってしまう場合があります。
顔のほてり、乾燥の場合
顔だけがほてって赤くて熱い、乾燥しているという人は「酒さ様皮膚炎(しゅさようひふえん)」という病気が考えられます。酒さ様皮膚炎は、アトピーやニキビ肌と合併している場合も多く、赤みを帯びた顔の皮膚が熱を持ち、肌を乾燥させヒリヒリした痛みを伴うこともあります。
酒さ様皮膚炎は進行性の慢性疾患のため、皮膚科にかかられることをお勧めします。
顔の赤みに適したケアは?
まず、一番大切なことは、皮膚を薄くするスキンケアをやめる、ということです。先日、友人から、顔の赤みで困っていると相談を受けました。
夜、スクラブ洗顔やクレンジングオイルで擦っていないか等を確認すると、よく泡立てて洗顔をしているので原因が思い浮かばないとのこと。
朝のメイク前の話を聞くと、朝は顔がベタついて化粧のりが悪くなるので、ふきとりピーリングシートをメイク前に毎日使っているといいます。
それは化粧のりを良くするどころか、皮膚を薄くしてしまっているから赤くなっているのよ、と教えてあげました。
彼女は今、薄くなった皮膚を治すために、元気な角質層を育てている真っ最中です。
それでは、どのようにケアをすれば元気な角質層を作ることができるのでしょうか。
皮膚を薄くするスキンケア用品を使わない
ピーリング剤やスクラブ剤の入ったものや、擦り落とすようなクレンジング剤は使わないようにしましょう。化粧を控えめにする
顔の赤みをカバーしようとして、しっかりとした化粧をすると、クレンジング剤も刺激の強いものでないとメイクが落とせなくなってしまいます。元気な角質層を取り戻すまでは、コンシーラー等で工夫しながら化粧を控えめにするようにしましょう。
優しく洗顔する
皮膚を薄くするスキンケアを使っていなくても、洗顔をするときに皮膚を指や手のひらでこすっていると皮膚は傷んでしまいます。優しく洗顔をするようにしましょう。
正しい洗顔の仕方の動画はこちら
ビタミンC誘導体の化粧水を使う
ビタミンCを肌に浸透しやすくした成分が配合されている化粧水が顔の赤みには有効的だと言われています。肌を引き締め、メラニンの生成を抑制してくれます。
また、皮脂の分泌を抑えニキビなども予防してくれます。
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ビタミンKの化粧水を使う
肌が炎症を起こしていない状態の顔の赤みにはビタミンKの化粧水が有効だと言われています。ビタミンKは、血管を守り血液をスムーズに流してくれる働きがあります。
この働きが毛細血管の拡張を防いでくれると言われています。
バランスのとれた食事
美肌作りに欠かせないビタミンCを食事からもバランスよく摂ることが大切です。アセロラジュースなどはビタミンCを豊富に含んでいます。
ビタミンEは血行促進の効果があり、ターンオーバーを促進してくれるため効果的です。
アーモンドなどがビタミンEを豊富に含んでいます。
また、刺激物となるタバコやアルコール、香辛料などを避け、体の内側から顔の赤みを改善させることが必要です。
まとめ
いかがでしたか、赤ら顔になる原因や、顔の赤みのケア方法を紹介してきました。顔の赤みで悩んでいる方は、何か原因がないか、もう一度よく考えてみてくださいね。
そして、原因を取り除き、一日も早く元気な角質層を生まれさせて、顔の赤みとさようならできたらいいですね。