超音波加湿器に買い替えようかとお悩みの方へ【加湿器病の危険性は使い方で防げる】
冬になると、お肌の乾燥やインフルエンザ対策、静電気の発生を抑えるなどの理由で、加湿器を使用されている方も多いと思います。
近頃では、とてもおしゃれな超音波加湿器がたくさん並んでいます。
今までの加湿器より、おしゃれな超音波加湿器に買い替えようかと、考えている人も多いのではないでしょうか?
それではこれから、超音波加湿器に買い替えようと迷っているあなたに、超音波加湿器のメリット、デメリットを説明していきたいと思います。
超音波加湿器とは
超音波加湿器とは、タンクに入れた水を温めるのではなく、中の水を超音波の振動により霧状にして外に出すというものです。スチーム式加湿器のようにタンクの水を温めて湯気にして外に出す、というものではありません。
超音波加湿器は、お湯を温めるという機能で加湿していないので、吹き出し口が熱くなることがないのが特徴です。
超音波加湿器は、価格が安いものから高価なものまで、色々な種類がそろっています。
アロマを入れて楽しめる加湿器や、デザイン性に優れたおしゃれな加湿器もあります。
超音波加湿器のメリットとデメリット
超音波加湿器のメリットは、他の加湿器に比べ値段が安く電気代も安いということです。
そして、アロマなどを入れることができるので、リラックス効果が期待できます。しかも小型なのに加湿機能が十分に発揮されるという点では、超音波加湿器は優れています。
デメリットは、他の加湿器に比べて壊れやすいということです。
安価なものであれば数カ月で霧状に放出される機能が低下していくことがあります。また、タンク内の水に細菌が繁殖していても、そのまま噴射してしまうという恐れがあります。
タンク内の水の中に細菌が繁殖していると、呼吸をするたびにその細菌を吸い込んでしまっている、という可能性があるのです。
タンクの中に入れて使う、除菌消臭水という除菌水が出ていますが、タンク内に汚れがあると、効果は激減してしまいます。
加湿器病とは?
加湿器病とは「過敏性肺臓炎」とよばれるもので、加湿器の掃除を怠たったまま使用することや、上から水を継ぎ足して使用したことにより、アレルギーを起こす細菌(カビ)が加湿器から噴射され、それらを吸い込んだことによって起こる病気です。症状は風邪に似ています。
咳や倦怠感、息切れなどの症状が出てきます。
治療の基本は、アレルギーを起こす物質を吸わない場所に「隔離」することです。
しかし、重症化する場合もあります。
自己判断することなく病院を受診するようにしましょう。
おすすめの超音波加湿器
タンクの中の水を加熱しないため、細菌が繁殖した水を吹き出してしまう。このようなデメリットを克服した超音波加湿器があります。
株式会社カドーから発売されている「カドー加湿器」です。
抗菌カートリッジの交換は必要ですが、タンク内の水を抗菌してパワフルに加湿することができます。
また、持ち運びできるコンパクトな加湿器もあるので、携帯にはとても便利です。
この超音波加湿器であれば、細菌を除去して、細菌を吸い込むことなく加湿することができます。
まとめ
以前は、ストーブの上にやかんを置いて加湿していましたが、近ごろの住宅事情ではエアコンが推奨されているところが多くなりました。そのため、暖房と湿度とのバランスが崩れてしまい加湿器が必要になってきたのです。
日本呼吸器学会HPによると、加湿器が原因で「過敏性肺臓炎」になるのは全体の4パーセントといわれています。
<参考>日本呼吸器学会HP 呼吸器の病気 「過敏性肺臓炎」
しかし、症状は重くなくても、加湿器の部屋から出たら楽になった、などの体調の変化で、思い当たることがあるかもしれません。
超音波加湿器は、とてもおしゃれなものが多く、アロマなどでも気持ちを和らげてくれます。
しかし、毎日加湿器内を清潔に保つことが大切です。
超音波加湿器は加湿するという機能では、他のタイプの加湿器と比べて、とても優れています。
加湿器内を清潔に保って、快適な生活を送ってください。