麦茶の効能は糖尿病予防に効果がある?麦茶の優れた5大効果には美肌効果も!
夏の飲み物といえば、麦茶ですね。
子供から大人まで、好き嫌いなく飲める、夏の定番のお茶となっています。
今回は、この麦茶にスポットをあてて、麦茶には私達の身体にどのような効能があるのかなどを紹介して行きたいと思います。
麦茶の効能とは
麦茶の優れた効能を紹介します。血液サラサラ効果
麦茶の香ばしい匂いは、「アルキルピラジン」という成分が元になっています。麦茶は焙煎した大麦の種を煎じたもので、このアルキルピラジンは大麦を焙煎するときに作られます。
アルキピラジンは、血流を改善させ血液をサラサラにする効果が期待できます。
また、麦茶にはGABAも含まれています。
最近チョコレートなどでGABAの文字を目にすることがありますが、GABAはイライラする精神状態を落ち着かせ、血圧降下作用も期待できると言われています。
さらに、麦茶に含まれるGABAには、中性脂肪やコレステロール値を下げる働きもあります。
美肌効果
紫外線や、ストレス、栄養のバランスが崩れたりすることから活性酸素が増えると、シワやシミ、肌のごわつきなど、お肌のトラブルを引きおこしてしまいます。麦茶には、抗酸化作用をもつ「Pクマル酸」という成分が含まれていることが報告されているので、活性酸素の働きを抑えることができ、美肌効果が期待できます。
むくみの改善
麦茶には利尿作用を持つ「カリウム」が含まれています。カリウム自体は際立って多くないのですが、アルキルピラジンやGABAによる血液改善作用などとの相乗効果により、むくみの改善が期待できます。
しかし、冷たい麦茶はむくみを悪化させる場合もあります。
エアコンが効いた部屋で仕事をされる方や、水分の摂り過ぎから起こる「夏むくみ」には、温かい麦茶がおすすめです。
便秘予防
麦茶の原料となっている大麦は、水溶性食物繊維です。水溶性植物繊維は、便のかさを増してくれるため、便秘の改善に役立ちます。
糖尿病の合併症を防ぐ
全国麦茶工業協同組合のHPによると、麦茶の効能の中には胃の粘膜を守り、糖尿病合併症を防ぐ
平成10年、静岡大学・衛藤教授が、京都薬科大学・吉川教授と共同で麦茶の抽出物をテストしたところ、胃の粘膜を保護する作用や糖尿病の合併症を防ぐ効果、炎症を抑える作用など、様々な優れた機能があることがわかりました。
と書かれています。
麦茶は水溶性食物繊維なので、血糖値を緩やかに上昇させる働きがあります。
さらに、血液サラサラ効果や、血圧の降下、抗酸化作用などが麦茶の働きにあることが解かっています。
このことから、糖尿病による、血管の病気に関連した合併症の症状を緩和してくれることが期待できるのです。
麦茶とミネラル麦茶の違いは?
最近、ミネラル麦茶と表示された麦茶を目にすることがありますが、普通の「麦茶」と「ミネラル麦茶」では、効能に違いがあるのでしょうか。ミネラルとは、カルシウムやカリウム、ナトリウムや鉄などで、身体の組織を構成したり、体の調子を整えたりする働きがあります。
麦茶には、マンガン、マグネシウム、カリウム、リンといったミネラルが含まれており、「ミネラル麦茶」と記載してある商品が、特別にミネラルが豊富な麦茶だということではないようです。
麦茶の美味しい入れ方
麦茶の作り方は、煮出して作るものや、お湯に入れて作るもの、お水に入れて作るものなどがありますが、どのようにして作られていますか?作り方は、麦茶のパッケージに記載してある通りに作られると良いのですが、やはり、煮出したり、お湯に入れたりして作る方が、香りが豊かで味わいが出てきます。
しかし、やかんで麦茶を作ると粗熱を取るのに時間がかかってしまうので、ついついお水に入れて作る、という方も多いのではないでしょうか。
そこで、お水出しでも美味しい麦茶の作り方を紹介します。
深いお皿に麦茶パックを入れて、麦茶パックが浸る程度にお湯をかけ1分ほど蒸らします。
それを水の入った麦茶ポットの中に入れ、1時間~1時間30分後に麦茶パックを取り出しましょう。
お水から作ったとは思えないほど、香り深い麦茶を頂くことができます。
パック麦茶を美味しくする方法
まとめ
いかがでしたか、麦茶の効能や美味しい麦茶の出し方などを紹介してきました。麦茶には様々な効能があり、改めて麦茶の良さを見直しましたね。
外から帰ると冷たい麦茶が最高ですが、オフィスなどに持っていかれる場合は、常温の麦茶の方が、身体に優しいのではないでしょうか。
麦茶の健康を頂きながら、厳しい夏を乗り切りましょうね。