そら豆の栄養効果で夏バテ知らず?定番おつまみなのには以外な理由があった!子供も喜ぶがっつりレシピ
そら豆は、4月から6月にかけて旬を迎えます。
お酒のおつまみとしても定番のそら豆ですが、私達の身体にどのような栄養を届けてくれているのでしょうか。
今回は、そら豆の栄養の効果や、お酒のおつまみとして最適な理由、子供も喜ぶそら豆の料理レシピなどを紹介して行きたいと思います。
そら豆の栄養効果とは?
豆の中でもひときわ大きく、食べごたえのあるそら豆ですが、どのような栄養効果があるのでしょうか。ビタミン群では、ビタミンB1、ビタミンB2などが豊富に含まれています。
また、ミネラル群では、カリウム、マグネシウム、などが豊富に含まれています。
水分が少なく成分が凝縮されているそら豆は、高タンパク食品で、細胞を正常に保つための、大豆レシチンが含まれています。
さらに食物繊維も豊富です。
このような、そら豆が持つ栄養成分が、私達の身体にどのような働きをしてくれるのかを紹介します。
疲労回復のビタミン効果
そら豆に含まれるビタミンB1には、炭水化物をエネルギーに変える働きがあり、ビタミンB2には、脂質やたんぱく質をエネルギーに変え基礎代謝を上げる働きがあります。基礎代謝とは、何もしていなくても生きていくうえで必要なエネルギーのことです。
疲労が重なると、食べたものをエネルギーに変えるサイクルが滞るため、内臓に脂肪がつきやすくなり疲れがとれにくくなります。
また、基礎代謝が下がると、普通の食事をしていても太りやすくなってしまいます。
ビタミンB1やB2を豊富に含んだそら豆を食べることによって、基礎代謝を上げ、疲労回復やダイエット効果を期待することができます。
ダイエット効果や、むくみ、便秘を解消するミネラル
夏は暑さによって味の濃いものを好むことから、水分を多く摂取したり、室内と室外の温度差から基礎代謝が悪くなったりすることにより、むくみを感じる人が多いのではないでしょうか。身体の水分を調節する役割のあるカリウムは、夏のむくみを解消してくれる効果が期待できます。
また、カリウムが不足すると、食欲不振や脱力感など、夏バテの症状を引き起こしてしまうので、そら豆を食べることによって、夏の身体のトラブルを予防する効果が期待できます。
次に、食物繊維は、ダイエットや便秘予防に効果的です。
食物繊維が便秘に良いことはよく知られていますが、そら豆のもつ食物繊維は、水を吸って膨らむ不溶性食物繊維が多いため満腹感を感じやすい食べ物です。
さらに低カロリーで基礎代謝を高めてくれるので、ダイエットには積極的に摂りいれたい野菜だということがいえます。
肝臓機能を回復させるタンパク質とレシチン
そら豆がお酒のおつまみに良いと言われる理由は、そら豆の成分であるタンパク質や、大豆レシチンが、肝臓から脂肪を出す働きをしたり、アルコールの摂り過ぎによる傷ついた肝臓を修復してくれたりする役割があるからです。さらに、二日酔いを軽減してくれる効果も期待できます。
また、お酒のおつまみにすると、一粒がとても大きく食べごたえがあり、不溶性食物繊維であることから、満腹感を感じやすく食べ過ぎを抑えてくれる効果があります。
しかも、植物性のタンパク質で低カロリーなので、お酒には最適なおつまみだということがわかります。
そら豆の基本レシピ
大きなサヤの中に入っているそら豆を、どのように調理すればよいのか戸惑ってしまう人もおられるのではないでしょうか。まずはそら豆の茹で方を紹介します。
塩味がほんのりと効いて、茹でただけでとても美味しく頂くことができます。
そら豆の茹で方動画
次にサヤごとそら豆を焼く方法を紹介します。
サヤごと焼いたそら豆は、甘みが凝縮された美味しさがあり、ホクホクした食感を楽しむことができます。
そら豆の焼き方動画
夏バテ予防レシピ
そら豆を食べて夏バテを予防するレシピを紹介します。そら豆ニンニク炒め
疲労回復効果があるビタミンを効率よく摂る為には、ニンニクとの組み合わせがお勧めです。ニンニクには滋養強壮の効果があることが知られていますが、体内にビタミンを長時間留まらせる作用があります。
作り方は簡単です。
茹でたそら豆と、にんにくをオリーブオイルで炒め、塩コショウで味付けをします。
素朴なそら豆の美味しさにニンニクの風味が加わった、とても美味しい一品です。
そら豆と玉ねぎの酢の物
酢に含まれるクエン酸には食欲を増進させ疲労回復の効果が期待できます。また、玉ねぎを一緒に摂ることによりニンニクと同様、ビタミンを体内に長時間留まらせる作用があります。
こちらも作り方は簡単です。
茹でたそら豆と、さらし玉ねぎを、酢の物の調味料であえるだけです。
ビタミンを体内に留まらせる食材と、そら豆が持つ栄養の相乗効果によって、夏バテ防止効果をさらにアップすることができます。
子供も喜ぶそら豆レシピ
茹でたり、焼いたりするだけでとても美味しいそら豆は、おやつにしても子供たちは大喜びですが、さらに大好きなじゃがいもをプラスしてそら豆ポテトはいかがでしょう。おつまみにも、おかずにもなる美味しい一品です。
そらまめポテトレシピ動画はこちら
さらに子供たちが喜ぶチーズを使ったレシピを紹介します。
カットした水煮のタケノコと、茹でたそら豆の上にチーズをかけてオーブンで焼くだけで出来上がりです。
たけのことそら豆のチーズ焼きのレシピ動画はこちら
まとめ
いかがでしたか、そら豆の栄養の効果や、お酒のおつまみとして最適な理由、子供も喜ぶそら豆の料理レシピなどを紹介してきました。そら豆がお酒のおつまみとして定番なのは、肝臓機能を守る役目があったのですね。
また、夏バテに効く疲労回復効果や、むくみ防止効果もそら豆にはあるので、夏には積極的に摂りいれたい食材だということがわかりました。
そら豆パワーで夏バテ知らず、元気な夏をお過ごしくださいね。