2016年の神田祭りは蔭祭!行事日時やスケジュール&宿泊情報
東京都千代田区の神田明神で行われる「神田祭(かんだまつり)」今年は西暦遇数年の年なので開催されません。
2年ごとに行われる「本祭」にあたらない年のお祭りを「蔭祭(かげまつり)」といいます。
今年の神田祭は「蔭祭」にあたり、神田明神では、氏子の幸せや日本の繁栄、平和を願って行なわれる「例大祭」の神事がとり行われます
今回は「蔭祭」にあたる神田明神での神事や催事、また本祭の「神田祭」とはどんなお祭りなのかをまとめて紹介していきたいと思います。
神田祭とはどんなお祭り?どんな神事や催事が行なわれる?
神田祭とは「山王祭」「深川祭」と並んで江戸三大祭りのひとつとされています。また、京都の「祇園祭」大阪の「天神祭」と共に日本の三大祭のひとつにも数えられています。
2年に一度行われる「神田祭」は、江戸時代将軍の上覧があったことなどから「天下祭」とも呼ばれています。
「神田祭」がとり行われるときの神事や催事を紹介していきます。
神田祭の神事、催事の紹介
鳳輦神輿遷座祭
だいこく様、えびす様、まさかど様の御神霊を三基の鳳輦・神輿へうつす神事です。この神事によって「神田祭」が始まります。
鳳輦神輿遷座祭の様子はこちら
氏子町会神輿神霊入れ
全108町会の神輿に明神様のご神霊がうつり氏子町内は神田祭一色に染まっていきます神幸祭
絢爛豪華な「神幸祭」の行列が午前8時に神田明神を出発し、氏子の町を練り歩きます。神田祭のメインともいえる神事です。神幸祭の行なわれる日は、神田明神境内で「神田囃子奉納演奏」や「将門様御神像奉安」「和太鼓フェスティバル」や「江戸蕎麦打ち奉納」など数多くの催事が行なわれます。
神幸祭の様子はこちら
神輿宮入
多くの氏子たちが集まり熱気溢れる神輿の宮入が行なわれます。神輿宮入の様子はこちら
2015年は神田祭が行なわれた年でした。
「鳳輦神輿遷座祭」
は5月7日から始まり、メインの「神幸祭」、「神輿宮入」は5月9日(土)10日(日)に行われました。
2017年の神田祭はGWと重なり土、日まで連休となっているため神田祭の日程は来年の神田明神の公式サイトでご確認ください。
神田明神、年中行事公式サイト
http://www.kandamyoujin.or.jp/event/
次に紹介する神事、催事は本祭「神田祭」でも、2016年「蔭祭」でも行われる行事です。
神田明神「蔭祭」で行われる神事や催事は?
5月16日(月)11:00~献茶式 表千家家元奉仕
神田明神の境内にて表千家家元による献茶の儀式が行なわれます。5月16日(月)18:00~ 社殿前特設舞台
明神能 幽玄の花
境内の特設舞台で金剛流薪能が披露されます。神田明神伝統の神事能で2003年に約400年の時を経て復活しました。
また、明神能ならではの巫女による雅楽演奏と巫女舞も見ることができます。
※明神能のチケットは2月1日より、神田明神及びローソンチケットにて発売が開始されています。
3月15日現在A席とB席のみ受付中ですが「残りわずか」の席数となっています。
明神能をご覧になりたい方はお早めにお申し込みください
5月17日(火)14:00~
例大祭
氏子の幸せと日本の繁栄、平和を祈念する神事が神田明神社殿内にてとり行われます。表 博耀氏による創生神楽や若山社中による里神楽も奉納される。
若山社中による奉納神楽の様子はこちら
※毎年5月15日固定で例大祭は行なわれますが、5月15日が日曜日にあたる年は例大祭の日程が変わります。
2016年5月15日は日曜日なので例大祭は5月17日(火)にとり行われます。
アクセス方法は?便利な宿泊先は?
神田明神住所 :〒101-2201東京都千代田区外神田2-16-2
問合せ先:03-3254-0753(神田明神)
公式HP:http://www.kandamyoujin.or.jp/
アクセス
電車の場合
JR御茶ノ水駅(聖橋口)より徒歩5分JR秋葉原駅(電気街口)より徒歩7分
丸ノ内線「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩5分
千代田線「新御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩5分
車の場合
首都高速都心環状線 神田橋出入口首都高速1号上野線 上野出入口
駐車場情報
社殿裏には無料駐車場あり(入庫台数に限りがあります)秋葉原UDXパーキング(800台収容・24時間営業・1日料金平日 2000円)
秋葉原ダイビルP(112台収容・営業時間7:00~23:00・1日料金 2000円)
※「蔭祭」では交通規制は行なわれません。
便利な宿泊場所を紹介します。
「ホテルお茶の水イン」
神田明神すぐそばにあるホテル、お茶の水インの紹介です。お茶ノ水駅からも徒歩3分の好立地にあります。
ホテルお茶の水イン公式サイト
http://www.o-inn.co.jp/
「東京ガーデンパレス」
東京ガーデンパレスホテルの紹介です。神田明神まで300mの所にあります。
部屋の窓からはスカイツリーを望むことが出来ます。
リーズナブルで落ち着いた雰囲気のホテルです。
「ホテル龍名館 お茶の水本店」
ホテル龍名館 お茶の水本店の紹介です。神田明神まで600m、和洋折衷の雰囲気が楽しめるホテルです。
まとめ
いかがでしたか、神田明神で行われる「神田祭」、「蔭祭」を紹介してきました。今年は「蔭祭」なので「神幸祭」や「神輿宮入」が行なわれず静かな年になりますが、「明神能 幽玄の花」や例大祭で奉納される神楽は必見です。
そして来年、2017年は本祭の年です。
「江戸っ子だってねぇ」「神田の生まれよぉ」
の有名なせりふにもあるように「神田祭」にかける氏子たちの意気込みや迫力を目の当りにすることが出来ます。
「神幸祭」や「神輿宮入」が「動」であれば今年は「静」で表す「蔭祭」です。
日本の歴史ある神事に出会うことが出来る神田明神の「蔭祭」に是非お出かけしてみてはいかがですか。