冬瓜の栄養は腎臓病予防に良い?夏バテに効果的な皮や種も食べて夏を乗り切ろう
冬の瓜と書く冬瓜(トウガン)は夏に旬を迎えるウリ科の野菜です。
冬瓜の皮は丈夫で水分を逃がさないため、収穫して2~3ヶ月は保存できることから、収穫して冬まで持つという意味で、冬瓜と名付けられたといいます。
今回は、この冬瓜の栄養の効果や、料理レシピなどを紹介して行きたいと思います。
冬瓜に含まれる栄養効果
冬瓜は7月頃から収穫の最盛期を迎えます。夏に旬を迎える野菜は、私達が夏を元気に過ごすための成分がたくさん詰まっています。
冬瓜に含まれる栄養は、私達の身体にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。
ビタミンC
冬瓜にはビタミンCが100g当たり39mgも含まれています。ビタミンCは、美肌作りには欠かせない栄養素で、シミやソバカスのもとになるメラニンの生成を防いでくれます。
また、免疫力を高め、夏風邪を予防や、生活習慣病の予防が期待できます。
サポニン
サポニンには中性脂肪を分解する作用があるので、コレステロールを減らして肥満や動脈硬化を予防する効果が期待できます。食物繊維
冬瓜には不溶性と水溶性の食物繊維がバランスよく含まれています。血糖値の急激な上昇を抑えたり、大腸を刺激して便通を促したりする働きがあるので、脂肪の吸収を抑えたり、便秘を予防したりする効果が期待できます。
カリウム
カリウムはナトリウムの排出を促し、体内の塩分バランスを維持してくれる働きがあるため、むくみを改善したり、高血圧を予防したり、筋肉を正常に保ったりする働きがあります。利尿効果があり腎臓病の予防には良いのですが、腎臓病を患っている人は、高カリウム血症を引き起こしてしまう場合があるので制限が必要です。
皮や種、ワタも食べられる?
冬瓜の皮には、むくみなどを改善させる水分代謝の働きがあります。ビタミンCや食物繊維、カリウムも含まれています。
冬瓜の皮は、きんぴらにするのがお勧めです。
冬瓜の皮をせん切りにして、豚肉や鶏肉と一緒にごま油で炒めます。
味付けは、醤油とみりんとお砂糖を少々入れて出来上がりです。
夏バテ防止にはぴったりの一品です。
種には美白作用や肌を柔らかくする効果があります。
ワタにはビタミンCや食物繊維、カリウムが含まれています。
種は冬瓜のワタと一緒にお味噌汁に入れるのがお勧めです。
まず、種を柔らかくなるまで茹で、ワタを入れてお味噌汁にします。
ワタはスポンジのような食感で美味しくないのでは、と思われるかもしれませんが、フワフワとした食感でとても美味しく頂くことができます。
お揚げや、わかめなどを一緒に入れると、さらに美味しくなりますよ。
夏に食べやすい冬瓜レシピ
冬瓜の和え物
冬瓜を食べやすい薄さに切り、塩水にさらしもみ洗いをします。キュウリとコーンを入れて三杯酢で和えたら出来上がりです。
夏のさっぱりメニューにいかがですか?
わかめや人参、薄焼き卵などと和えても美味しいですよ。
冬瓜の和え物レシピ動画はこちら
冬瓜のふわふわ玉子汁
夏バテ予防にぴったりの、冬瓜のふわふわ玉子汁の紹介です。下茹でした冬瓜と鶏ミンチを炒め、すまし汁の味付けをし、モロヘイヤを加えとろみを付けたら卵を流し込んで出来上がりです。
夏の暑さやクーラーの冷えで疲れた身体を元気にしてくれるお汁です。
冬瓜のふわふわ玉子汁レシピ動画はこちら
鶏手羽と冬瓜の煮込み
冬瓜が夕食の立派なおかずになる、鶏手羽と冬瓜の煮込み料理の紹介です。鶏手羽を炒め、冬瓜と人参を加えて甘辛く炊けば出来上りです。
コラーゲンもたっぷりで、夏バテ気味なお肌にもぴったりの一品ですね。
鶏手羽と冬瓜の煮込みレシピ動画はこちら
まとめ
いかがでしたか、冬瓜の栄養の効果や、料理レシピなどを紹介してきました。冬瓜の皮や種を今まで捨てていた人も、丸ごと食べられるとわかり、驚かれたのではないでしょうか。
夏に旬を迎える野菜は、私達の身体を暑い夏から守ってくれる成分が豊富に含まれています。
冬瓜メニューを食卓に並べて、暑い夏を元気に乗り切ってくださいね。