2016年お盆の墓参りの日はいつ?お盆期間中に行けない場合は?
日本の夏の仏教行事と言えば「お盆」ですね。
お盆にはお墓にお参りをし、あの世から御先祖様に里帰りをしてもらう行事を行います。
今回は、お盆にお墓参りに行く日にちやマナー、お盆期間中に行けない場合はどうしたらいい?等の疑問についてお話しします。
2016年のお盆の日程は?お盆期間中にすることは?お墓参りにはいつ行く?
お盆の日程は地域によって様々です。今回は7月13日から7月16日までお盆を迎える地域と、8月13日から8月16日までお盆を迎える地域の日程をまとめてみました。
2016年の盆入りと盆明け
新暦のお盆(東京や北関東、一部地域など)
7月13日~7月16日7月13日(水)盆入り(迎え日)
7月14日(木)中日
7月16日(土)盆明け(送り火)
旧暦のお盆
8月13日~8月16日8月13日(土)盆入り(迎え火)
8月14日(日)中日
8月16日(火)盆明け(送り火)
それでは、お盆の期間中いつの時期に何をすればよいのでしょうか。
お墓参りにはいつ行くのが正しいのでしょうか。
13日盆入り(迎え火)
午前中にお迎えの準備をします。盆棚にお供え物や茄子やキュウリで作った精霊馬(しょうりゅううま)を置きます。提灯や花などの飾り付けをします。
お迎えの準備が出来たら、お墓参りに行きます。
夕方になると門口で迎え火を焚きます。
お墓で迎え火を焚く場合もあります。
14日お盆中日
御霊供膳(おりょうぐぜん)を作りお供えします。16日盆明け(送り火)
御魂は午前中までいらっしゃるということなので、朝は御霊供膳を作りお供えします。夕方、門口で送り火を焚きます。
12日に盆入りをし、15日に盆明けになる地域もありますが、同じように「盆入り」「盆明け」行事を行います。(※浄土真宗ではこのような行事は行なわれません)
お墓参りに行く時のマナーや持ち物は?
盆入り(迎え日)にお墓参りにいきます。
初盆や新盆でなければ平服でお参りします。最近では、納骨堂や建物の中に墓石があるものや、お寺の中にお墓があったり霊園であったりと、お墓のスタイルも様々です。お墓参りに持っていく物も、お墓のある場所によってちがってきます。
最近では「色花はご遠慮ください。
シキミをお供えください」という墓所もみられます。
シキミや線香、ロウソク、マッチなどは常備してあるところも多く、お水をあげる桶なども共同で使えるようになっています。
お墓の掃除も含めてお墓参りに行かれるときは「お墓参りセット」の中に用意されているものを参考にしてみてはいかがでしょう。
お墓参りセット
http://www.target2054.jp/19/19.html
小ブラシや文字洗いブラシなどあれば隅々まで綺麗にすることが出来ますね。
お墓参りの方法は宗派や地域によって違います。数珠を持参しないところもあります。
線香も束で点けるのではなく、本数が決まっているなど様々です。
広島のお盆では、盆灯籠をお墓に持っていきます。
広島で見るお盆の風物詩
お盆のお墓参りでは宗派や地域性によって様々です。
しかし、必ず守りたいマナーとして「お参りするときは手を合わせ座ってお参りをする」ということです。
立ったまま手を合わせてお墓参りをしている画像をよく目にしますが、立つと見下ろしてしまうことになるので座ってお参りしましょう。
また、いくつも墓石があるお墓では、古いご先祖様からお参りするようにします。
お墓の前ではご先祖様の冥福を祈るとともに、心の言葉で近況などを語り掛けましょう。
お盆にお墓参りに行けない時はどうする?
どうしてもお盆の期間中にお墓参りに行けない時は、お盆の前にお参りに行くのが良いのですがどうしてもいけない時は、お盆にこだわらず、帰省されたときなどに参られると良いでしょう。
実家などにも連絡を入れて、お盆に伺うことが出来ないことを伝えておくことも大切です。
お墓や仏壇に参らなくてもお盆供養をすることができます。
盆棚の場所を作り、亡くなった方の霊を運ぶと言われる「精霊馬」を供えましょう。
お花や故人の写真などを飾りお盆明けまで「御霊供膳」をお供えしましょう。
盆棚の作り方
http://kids.goo.ne.jp/seasonevent/august/6.html
御霊供膳は精進料理をお供えしますが、最近ではフリーズドライの仏前用素材セットがあります。
仏前用素材セット「御先祖様」
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フリーズドライ「御先祖様」の動画はこちら
お盆のお供え物ランキング5。お菓子選びで押さえるべき3つのポイント
まとめ
いかがでしたか、お盆にお墓参りに行く日にちやマナー、お盆期間中にお参りに行けない時のことなどをお話してきました。お盆の過ごし方にはとても地域性があり、宗派によっても違うことから、すべてに通じるやり方はないのですがご先祖様に手を合わせる気持ちは同じです。
お盆行事を通して、ご先祖様をお迎えする気持ちを大切にし、有難うという感謝の気持ちを再認識されてみてはいかがでしょう。