地元民が選ぶ京都の紅葉ランキング極上3大スポットにおいでやす。
「京都・紅葉」などのキーワードで京都の紅葉情報をさがすと、とても多くの紅葉情報を集めることができます。
情報サイトでは多くの工夫がされていて、エリア別に行く紅葉サイトや、ライトアップ紅葉サイト、秋の特別拝観を楽しむサイトなど、たくさんの情報を集めることができます。
どこの紅葉も素晴らしく満足できる場所ばかりですが、今回は「一か所だけ選ぶとしたらここがおすすめ」という紅葉スポットをご案内したいと思います。
それでは、京都の紅葉スポットにおいでやす。
京都紅葉ランキング極上3大スポット
第三位真っ赤な紅葉を心ゆくまで楽しむ「東福寺」(とうふくじ)
東福寺は京都の中でも3本の指に入るほど有名な紅葉スポットです。2000本もの紅葉で埋め尽くされ「通天橋」(つうてんきょう)からは、紅葉を見下ろすことができます。
その様子はまさに山が燃えているかのような紅の光景、眼下に広がる紅葉は、我を忘れてしまうほどの、まさに絶景といえる景色がここにはあります。
通天橋の下は「洗玉澗」(せんぎょくかん)という渓谷になっており、先ほどの紅葉を下から見上げることができます。
空をも埋め尽くすほどの紅葉が頭上に広がり、歩くたびに枯葉がサクサクと音を立てます。柔らかな紅葉の匂いに思わず日常を忘れ、心が癒されることでしょう。
東福寺での楽しみは無数にあります。
まずは京都最大の伽藍(がらん)です。
伽藍とは僧侶が集まり修行する場所のことで、仏殿や法殿などが並びます。
中でも東司(とうす)は日本最古の最大の禅宗式トイレで、100人トイレとも言われています。
外から中を覗くと、多数の丸い穴が、等間隔で開いているのを見ることができます。
浴室も現存しており中を見ることはできませんが、蒸し風呂形式の浴室になっています。
また、秋の特別公開では、国宝、龍吟庵方丈(りゅうぎあんほうじょう)が公開されます。
三庭園すべてが枯山水庭園で白砂や岩で作られています。
そこから見える紅葉はとても趣があり、見る人の心に安らぎをもたせてくれることでしょう。
東福寺の紅葉は11月中旬から見ごろを迎えます。
観光地なので混雑は避けられませんが、11月は普段より早く8時30分からの拝観となります。
まずは通天橋から、朝一番を目指していかれることをおすすめします。
第二位
京都を一望できる秋の「大河内山荘」(おおこうちさんそう)
紅葉で有名な嵐山や京都市内も一望できる、秋の「大河内山荘」を紹介します。「大河内山荘」は戦前の大スター『丹下作膳』(たんげさぜん)などの作品で知られる「大河内傳次郎」(でんじろう)が別荘として建てた、回遊式の庭園です。
嵐山から保津川峡、京都市内から比叡山という絶好のロケーションを借景として、庭園は6000坪にも及びます。
入口から北に入ると「大乗閣」(だいじょうかく)につながります。
大乗閣は、伝統ある日本の民家の様々な家屋様式を合わせ持った建物で、前には芝が敷きつめられています。
周囲にはモミジや桜の木が植えられ、芝の緑と紅葉が美しいコントラストを見せてくれます。
その向こうには京都市内から東山、比叡山まで望むことができ、背後には錦の絨毯のような嵐山がそびえたちます。
また、苔が敷きつめられた場所に建つ、茶室「滴水庵」(てきすいあん)から、さらに登っていくと嵐山と小倉山、保津峡の錦秋の大パノラマに心を打たれます。
大河内山荘の回遊式庭園では、計算しつくされた素晴らしい秋を堪能することができます。
この大河内山荘へは嵐山で有名な竹林の小径(ちくりんのこみち)の突き当りを入ったところにあります。
この時期、嵐山では身動きがとれないほど混雑をしていても「大河内山荘」は比較的ゆっくり散策することができます。
拝観料が大人1000円で少し高いせいかもしれません。
しかし、素晴らしい庭園と秋の京都を一望できるロケーションは最高です。
是非、「大河内山荘」に足を向けてみては如何でしょうか。
第一位
長岡京市の紅葉寺「光明寺」(こうみょうじ)
京都市内から電車で10分、長岡京市にある「光明寺」別名「もみじ寺」を紹介します。長岡京は、都を平安京に遷都する前の基礎を作ったとされる歴史の深い街です。
長岡京市の西山のふもとに、西山浄土宗総本山、「光明寺」があります。
総門から表参道に入るとゆったりとした長い、長い、石段が続きます。
長い石段の両端を埋め尽くす紅葉は御影堂まで続きます。
落ち葉と石段とのコントラストがとても美しく、散ってもなお美しいと感じさせる風情があります。
登りきると「法然上人」の像と、ひときわ紅いもみじが目に飛び込んできます。
御影堂の周りでは様々な色の紅葉を見ることができます。
御影堂から左側に足を向けると「紅葉参道」を通って総門に出ることができます。
「そうだ、京都に行こう」のCMで有名になった「紅葉参道」です。
「紅葉参道」からは緩やかなカーブの道が続き、こちらからでも御影堂まで行くことができます。
しかし、足に自信があれば、ぜひ石段からの紅葉をお楽しみください。
光明寺では京都市内とはまた違う静けさを兼ね備えています。
のんびりとした田園風景を望むこともできます。
京都市内から少し足を延ばして、長岡京「光明寺」の紅葉に行かれてみてはいかがですか。
まとめ
「京都の極上紅葉3大スポットにおいでやす」いかがでしたか。自信を持っておすすめできるスポットを3か所に絞って紹介してきました。
どうぞ、ごゆっくり秋の京都をお楽しみください。