家族がインフルエンザにかかったら?家庭内感染を防ぐ5つの対処法が家族を救う
これから寒くなり、注意したい感染症の1つにインフルエンザがあります。
家族の1人がかかってしまった場合、感染力が高いため、ほかの家族に感染する可能性があります。
そのため、今のうちから予防法を知っておくと良いと思います。
インフルエンザの種類
人に感染するインフルエンザには、大きく分けて3種類あります。- A型→重症化しやすいインフルエンザです。
感染力が一番高いため、大流行する場合があります。
新型インフルエンザと呼ばれたインフルエンザも、A型のうちの1つです。 - B型→A型よりも、比較的軽度のインフルエンザです。
全国で大流行というより、地域や施設などの小範囲で流行しやすいです。 - C型→風邪程度で収まってしまうインフルエンザで、インフルエンザと思わず様子を見る方が多いため、あまり聞きなれないと思います。
これらのインフルエンザは、1度かかった場合、同じ型のインフルエンザにはかかりにくくなりますが、違う型にはかかってしまいます。
そのため、1シーズンに1回感染したからといって、安心はできません。
インフルエンザの予防方法
インフルエンザは、ワクチンの接種が出来ます。お子さんがいるご家庭や人混みへ行かざる負えない方は、予防接種をしておきましょう。
ですが、このワクチンはインフルエンザにならないように予防してくれると思っていませんか?
実は、インフルエンザのワクチンは感染を予防してくれるのではなく、感染した際に重症化するのを予防してくれるワクチンです。
そのため、“ワクチンを接種したから大丈夫!”というのは間違っています。
また、中には「新型インフルエンザ」の様に、ワクチンの効果が効かないインフルエンザもあります。
予防接種は重症化しないために、摂取しておきましょう。
インフルエンザから身を守るためには、飛沫感染や接触感染でうつってしまわないよう、接触しないことが一番です。
インフルエンザの流行り始める頃には、人混みへの外出を極力控えたり、マスクを常に付けておき、外出後は手洗いうがいを忘れずに行いましょう。
家族がインフルエンザにかかったら?
インフルエンザは、家庭内感染がとても早く、感染率が高い病気です。特に小さなお子さんがいるご家庭は、お子さんの予防はしっかりしていても、大人が家庭に持ってきては意味がありません。
そんな場合はどうしたらいいのでしょうか?
接触させない!
インフルエンザにかかってしまった方は、別の部屋に隔離しましょう。そして、その部屋にはお子さんを近づけないようにしましょう。
そうすることで、感染率は下がります。
部屋の湿度を上げる!
インフルエンザなどの飛沫感染するウイルスは、湿度が多いところでは遠くに飛べないため、感染率が下がります。加湿器などを、お子さんがいる部屋と、隔離部屋に置いておくと良いと思います。
こまめに換気!
ウイルスをずっと部屋に閉じ込めておくと、感染しやすくなります。窓を開けるなどをして、こまめに換気を行いましょう。
栄養のある物を食べ、水分をたくさん取りましょう!
インフルエンザは、免疫が下がっていると感染しやすくなります。偏った食事をバランスよく食べるだけでも違います。
また、乾燥しているとウイルスが定着しやすいため、水分をしっかりとって、体を潤しておきましょう。
母乳をあげているお母さんが感染した場合は、搾乳をして別の人があげましょう!
母乳で子育て中のお母さんが感染してしまった場合、いつも通り母乳を上げていると赤ちゃんに感染します。お母さんの体力面からは、ミルクに変えてお母さんを休ませてあげたいと思いますが、“母乳で育てたい”“母乳が止まってしまうのは嫌だ”というお母さんも多いと思います。
インフルエンザは母乳ではうつりません。
また、医師への相談は必要ですが、インフルエンザの処方薬は赤ちゃんに害はないといわれています。
マスクや手洗いは必須ですが、搾乳してあげることで母乳を続けることが出来ます。
最後に
インフルエンザは大人がかかってもつらい病気です。お子さんがいるご家庭は、より注意が必要です。
11月ごろから予防接種が始まるので、率先して接種をしましょう。
また、少しでも調子が悪いと感じた場合は、放置せず病院へ行ってください。
家庭内感染を防ぐために、努力しましょう。