ハロウィンとはお盆?子供に説明しやすい絵本や昔話風のお話の聞かせ方
ハロウィンが近づいてきましたね。
家でハロウィンパーティーをする人、イベントに出かけられる人、楽しみ方は様々ですが
「ハロウィンって何?お菓子を貰う日?仮装する日?」こんなことを子供に聞かれたら、どう答えてあげますか?
今回は子供達に簡単に説明するための絵本や、説明するときのポイントなどを紹介していきます。
ハロウィンって何?
ハロウインとは、もとは古代ケルト人のお祭りで、あの世から先祖が帰って来る日を祀る宗教的な意味合いと、農作物の収穫を祝ったものだと言われています。また、ハロウィンの日が10月31日に決められている理由は、古代ケルト人は11月1日からを新年と定めていたことから、10月31日が1年の終わりの日にあたるため、この日をハロウィンの日にしたと伝えられています。
現代ではアメリカの行事として定着し、宗教的な意味合いはほとんどなくなってきています。
日本でのハロウィンの歴史は浅く、10年ほど前から徐々に盛り上がりを見せてきました。
ここまでハロウィンを広めた一番の火付け役は、東京ディズニーランドです。
2002年にディズニーランドが「ハロウィーンパレード」を始めてから、多くの人が仮装したり、パレードをしたりするようになりました。
現在日本で行われるハロウィンは「ハロウィン」という名前を借りた仮装イベントになっていますが、海外からも、コスチュームやメイクの完成度の高さなどから、注目を集めるようになってきました。
子供にハロウィンを説明するにはどうしたらいいの?
今の日本のハロウィンを見ていると、本来のハロウィンの意味からかけ離れていて説明するのはとても難しいですよね。昔話風にお話をしてあげると良いのではないでしょうか。
昔々11月1日をお正月としていた国がありました。
その国の人達は、新しい年を迎える最後の日10月31日に、あの世にいるご先祖様がこちらの世界に帰ってきてくれると信じていました。
しかし、あの世の扉が開くと、悪魔や幽霊なども一斉に地上に降りてきて悪いことをするのではないかと不安になります。
そこでお化けの格好をしたり、お菓子を家の前に置いたりして、家に入ろうとする悪魔を追い払うことにしました。
この計画は見事に大成功!
悪魔や幽霊たちはお化けの格好に驚き、お菓子だけをとって一目散に逃げていきました。
そしてご先祖様と一緒に、今年取れた農作物の収穫を喜び「ハロウィン」というお祭りになっていきましたとさ。
あっそうそう!なんでカボチャに灯りをつける「ジャック・オー・ランタン」があるのか知ってる?
生きていた時にすごく悪いことをした人がいてね、その人は死んでも天国にも地獄にも入れてもらえなかったの。
そこで「カブ」をくり抜いてその中に灯りを入れて彷徨いあるいたんだって!
今ではカブがカボチャになって、良い霊を引き寄せて悪い霊を遠ざける役割があるとされているのよ。
また、ハロウィンをわかりやすく説明した絵本も出ています。
「ハロウィーンてなぁに」という絵本です。
魔女の女の子が、ハロウィーンてなぁにの疑問に、おばぁちゃんがわかりやすくお話してくれる絵本です。
この絵本の中には、お化けへの変身のしかたや、ハロウィンの料理のやりかたも載っています。
ハロウィーンってなぁに読み聞かせ動画
「ハロウィーンってなぁに」
まとめ
いかがでしたか、ハロウィンを子供達に簡単に説明するための絵本や、お話などを紹介してきました。ハロウィンを説明するときのポイントは、「子供の何故?」に答えてあげることです。
なぜ、仮装するの?
なぜ、たくさんのお菓子があるの?
なぜ、かぼちゃに明かりを灯すの?
このような「なぜ?」に答えて、ハロウィンをわかりやすく説明してあげてくださいね。
それでは、楽しいハロウィンをお楽しみください。