五分で分かる七五三の由緒ある服装と日にち【押さえておきたいお参りのポイント】
七五三とは、7歳、5歳、3歳の子供の成長を祝う日本の年中行事です。
子供自身にもその自覚を与えるためのもので、子供に持たせる千歳飴には、子供が元気によく成長するよう、また長生きするように、という願いがこめられています。
七五三のお参りについて
七五三のお参りはしきたりとして、その土地神社、つまりお家の近くの神社にいきます。しかし現在では、土地神社やお寺に神職の方が常にいるとは限らないので、お宮参りをした神社や御祈祷をしてもらえる大きい神社へ行く方と神職の方がいないが、近所の神社でゆっくりお参りする方がいます。
お参りに行く際には、事前の確認や初穂料を準備していきましょう。
初穂料とは、お参りで祝詞(のりと)を上げてもらいお祓いの謝礼として収めるお金のことを言います。
初穂料の相場は、3,000円~10,000円でが、5,000円からという神社が多いようです。
七五三のお参りの日にちはいつ?
七+五+三が合計して15になるように、昔から11月15日がお参りの日となっています。しかし、近年はあまり15日にこだわらなくても良いようです。
15日の前後で家族や親族の都合の良い日を選びお参り出来れば良いです。
七五三のお参りの服装は?
お子さんの服装は男の子と女の子、年齢でも変わってきます。〈3歳〉
男の子は、羽二重熨斗目模様の紋付二枚重ねに、へこ帯、袖なし羽織。草履は鼻緒の付いた平底のものを。
女の子は、晴れ着に帯を結ばず、袖なしの朱色の「被布(ひふ)」を羽織の代わりにします。草履は甲堀などが一般的です。
〈5歳〉
5歳のお参りは男の子限定です。羽織袴のスタイルが基本となります。黒の紋付き袴やあるいは男の子らしい勇壮な絵柄の入った絵羽織に袴を着用し、剣や扇子を身につけます。
〈7歳〉
7歳は女の子限定です。振袖に肩あげ、帯も袋帯を用い、本格的な衣装です。子供らしく華やかに着飾ります。
まとめ
七五三は平安時代にさかのぼり、3歳までは坊主頭で過ごし、3歳から髪を伸ばし始めた「髪置の儀」、
5歳は男の子が初めて袴を付けたといわれ、袴を付ける「袴着の儀」、
7歳は女の子が付紐に代わり、初めて帯をつけて着物を着た「帯解の儀」としてきました。
これを取って七五三となりました。
3歳、5歳、7歳を節目として子供の健やかな成長を祝うためこれからも日本の伝統的な儀式として守っていくべき行事といえます。